文献詳細
症例
文献概要
緒言
IgA腎炎は1968年Berger1)によつて,nephro-pathy with mesangial IgA-IgG depositsと題して,初めて報告された慢性に経過する糸球体腎炎の1型であり,しばしば反復性肉眼的血尿がみられる腎炎である。そのため,いわゆる肉眼的血尿を主訴として泌尿器科を訪れる患者の中にIgA腎炎患者が含まれている可能性がある。最近,われわれは肉眼的血尿を主訴として来院した33歳男子のIgA腎炎の1例を経験したので報告する。
IgA腎炎は1968年Berger1)によつて,nephro-pathy with mesangial IgA-IgG depositsと題して,初めて報告された慢性に経過する糸球体腎炎の1型であり,しばしば反復性肉眼的血尿がみられる腎炎である。そのため,いわゆる肉眼的血尿を主訴として泌尿器科を訪れる患者の中にIgA腎炎患者が含まれている可能性がある。最近,われわれは肉眼的血尿を主訴として来院した33歳男子のIgA腎炎の1例を経験したので報告する。
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