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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻10号

1978年10月発行

文献概要

症例

移行上皮癌再発による回腸導管狭窄の1例

著者: 西本正1 根本良介1 塩谷尚1 加藤哲郎1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.975 - P.979

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緒言
 回腸導管造設術は,最も一般的な尿路変更術として各施設で広く行なわれている。それにともない本法の術後合併症について多くの報告がみられるようになつたが,その一つに回腸導管の狭窄をあげることができる。回腸導管狭窄の原因としては,1)虚血,2)炎症ならびに3)尿の局所免疫抑制作用による炎症増強などの因子が指摘されてきたが1,2),腫瘍による狭窄の可動性も考慮する必要がある。われわれは膀胱全摘術ならびに回腸導管造設術施行2年後に,移行上皮癌の再発によつて回腸導管狭窄をきたした1症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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