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症例
Cyclophosphamide投与中に発生した膀胱腫瘍の1例
著者: 北村憲也1 片岡喜代徳1 藤岡秀樹1 柏井浩三1
所属機関: 1大阪厚生年金病院泌尿器科
ページ範囲:P.1073 - P.1076
文献購入ページに移動cyclophosphamideは現在広く使用されている制癌剤であるが,その副作用の1つとして出血性膀胱炎があげられる。しかし,膀胱腫瘍発生については,その報告例は極めて稀である。最近われわれは多発性骨髄腫と診断され約3年間にわたりcyclophosphamide投与をうけた後,膀胱腫瘍の発生を認めた1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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