icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻12号

1978年12月発行

文献概要

手術手技

被膜下腎摘除術

著者: 小川秋実1

所属機関: 1信州大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1119 - P.1121

文献購入ページに移動
 被膜下腎摘除術は,腎周囲の癒着が高度の場合に,癒着した隣接臓器を損傷することなく腎を摘出するための術式である。この手術手技の要点は腎茎の処理にある。従来は腎被膜内で腎茎の結紮切断が行なわれることが多かつたが,著者は腎茎周囲の腎被膜にラケット状切開をおき,腎動静脈と腎盂を被膜外で剥離しているので,通常の腎摘除術と同様に腎茎の結紮切断ができ,また任意の位置まで尿管の切除が可能である。この方法は,腎茎を被膜内で処理する方法よりも優れていると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら