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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻12号

1978年12月発行

原著

回腸導管とstoma造設の工夫

著者: シータンウン1 斉藤豊一1 宗本忠典1 小野由雄1

所属機関: 1虎の門病院泌尿器科

ページ範囲:P.1131 - P.1136

文献概要

緒言
 Bricker1)が1950年に回腸導管造設術の検討を発表して以来,この術式は膀胱癌に対する膀胱全摘後の尿路変更術としてよく知られている。日本においても,特にここ数年この術式が広く行なわれるようになつた。術式の変化も多く報告されたが,膀胱全摘,回腸導管造設の手術については術中出血量が多く,術後の尿管回腸吻合部の狭窄,回腸導管のstomaの腹壁内への陥没と狭窄などの問題がまだ残されているといえよう。これらの諸問題を配慮しながら,われわれは1977年より約1年間に20例の手術症例を経験したので,この術式の改良と手術成績を報告したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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