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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻12号

1978年12月発行

文献概要

文献抄録

膀胱癌による膀胱全摘時の尿道の処置

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所属機関:

ページ範囲:P.1136 - P.1136

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 膀胱癌による膀胱全摘の適応基準については文献的にも統一的見解があるが,残存尿道の処置に関してはなお意見の一致をみていない。
 ある人は膀胱全摘時には癌再発の予防のために男性では尿道も摘出すべきであるとしているが,ある人は膀胱頸部,尿道前立腺部に癌を認める場合に限つた方がよいとしている。しかし,大多数の人の意見では,術後の経過中に細胞診や内視鏡的に癌再発を認めた時に施行すべきであるとの考えである。また最近では膀胱全摘後の性交不能に対する陰茎成形法の問題もからんで,尿道摘出法もいろいろ問題を提起している,そこで著者らは最近20年間に経験した247例の膀胱全摘患者中,尿道摘出を行なつた32例の男性摘出尿道について病理学的検索を行なつて尿道摘出の意義について述べている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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