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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻2号

1978年02月発行

文献概要

綜説

尿路系のコンピューター断層撮影

著者: 蜂屋順一1 生亀芳雄2 湯原幹男3

所属機関: 1関東逓信病院第二放射線科 2関東逓信病院泌尿器斜 3関東逓信病院腎臓内科

ページ範囲:P.107 - P.118

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はじめに
 コンピューター断層撮影Computed tomography(現在"CT"の呼称が一般化した)の実用化に英国のHounsfieldがはじめて成功し,頭部についての最初の臨床報告がAmbroseによつて行なわれたのは1972年4月の英国放射線学会総会の席上である。論文の形で発表されたのは翌1973年1,2)でその後現在に至るまで熱狂的ともいうべき関心を呼んでいる事情は周知の通りである。
 頭部脳神経領域では短期間に優れた評価を確立したCTも,それ以外の全身の各領域では応用がかなり遅れ1975年以降になつて本格的な臨床研究が始まつたといつてよい。最近,装置の工学的進歩につれて急速な展開をみせているこの新しい診断方法がいろいろな尿路系疾患の正確な診断と適切な治療にどのような貢献を成しうるか?

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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