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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻2号

1978年02月発行

文献概要

原著

単純性腎嚢腫液中への抗生物質の移行について

著者: 宮川征男1 西沢理1 熊谷郁太郎1 土田正義1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.153 - P.155

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はじめに
 感染を合併した単純性腎嚢腫症例についてはこれまで欧米で17例1〜3),本邦で6例4〜7)の報告がある。この場合,強力な化学療法を施行することが第一であるが,それだけでは十分でなく,最終的には外科的治療が必要であることが経験的に知られている。われわれは化学療法のみで本症をcontrolできない理由として,腎嚢腫内には抗生物質が移行し難いのではないかと考え,この点を明らかにするために単純性腎嚢腫患者に抗生物質を静注した際の血中濃度,尿中濃度および腎嚢腫液中濃度を測定し若干の知見を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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