文献詳細
症例
両側腎細胞癌とその骨転移に対して保存手術を行なつた1例
著者: 牛山武久1 五十嵐一真1 安藤正夫1 大島博幸1 青木望2
所属機関: 1東京医科歯科大学医学部泌尿器科学教室 2東京医科歯科大学中央検査部病理
ページ範囲:P.163 - P.166
文献概要
両側腎細胞癌は剖検例では比較的多く認められているが,臨床的に発見されることは少なく,その報告例も限られており,臨床的に見過されていることが多いと思われる。われわれは最近,骨転移より発見された両側腎細胞癌の1例を経験し,転移巣を切除し,一側腎は摘除,他側腎には保存手術を行ない,2年8ヵ月にわたり経過を観察したので報告する。
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