文献詳細
症例
Demand型心臓ペースメーカー植込み患者のTUR-P
著者: 川口安夫1 岡崎武二郎1 柳沢宗利1 三浦勇2 内堀陽二2
所属機関: 1佼成病院泌尿器科 2佼成病院心臓科
ページ範囲:P.179 - P.182
文献概要
1963年,はじめてペースメーカーの植込みが臨床的に本邦において行なわれ,その後年々症例も増加し,治療目的も徐脈性不整脈にたいする心拍制御にとどまらず,心室異常興奮および上室性頻脈にまで拡大されてきた。将来増加する心臓ペースメーカー装置患者と年齢的にoverlapする老人泌尿器疾患の合併に対して,TUR手術法を検討し対処する必要がある。今回われわれはDemand型ペースメーカー(以下PMと略す)植込み患者に高周波電流を利用する経尿道的前立腺切除術を施行し,その影響について検討し, TUR手術の安全性を考察した。
掲載誌情報