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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻4号

1978年04月発行

症例

多発性嚢胞腎に対するTranscatheter Embolizationの経験

著者: 小路良1 増田富士男1 佐々木忠正1 谷野誠1 陳瑞昌1 町田豊平1 宮地隆郎2 熊谷頼明2

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室 2京浜病院腎センター

ページ範囲:P.345 - P.349

文献概要

緒言
 多発性嚢胞腎はしばしば高度で頑固な血尿を起こすことが知られている。とくに,本症が慢性腎不全に進行し血液透析治療を行なつている場合には,ヘパリンの使用も不可欠であるため,この腎出血に対する治療に苦慮することが多い。
 当科では,これまで腎癌に対する治療の一部として,transcatheter embolizationを行なつてきているが,その経験から,多発性嚢胞腎に対するembolizationは慢性腎不全の状態でも容易に腎血流を遮断でき,有効な止血治療になり得ると考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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