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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻5号

1978年05月発行

文献概要

手術手技

停留睾丸の手術—De Netto法

著者: 酒徳治三郎1 滝原博史1 那須誉人1 越戸克和1

所属機関: 1山口大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.419 - P.422

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はじめに
 停留睾丸に対する治療法としてはホルモン療法と外科療法がある。この両者のうち,ホルモン療法は必ずしも満足すべきではなく,われわれの成績では約20%の成果しかみられず1),したがつて確実な外科的療法が特に重要であると考える。
 停留睾丸を陰嚢内の正常位置に固定する手術,すなわち睾丸固定術には古くから多くの方式がある。われわれは睾丸を周囲から十分に遊離し,精系に張力がかからなければ術後に牽引の必要はないと考え,約10年前よりDeNetto&Goldberg2〜4)の記載した非牽引性肉様膜外睾丸固定術を行ない,現在までに112例,151側の手術を経験した。ここではその手術手技についてのべ,若干の考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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