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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻6号

1978年06月発行

原著

Regional Renal Hypothermiaによる腎結石の手術

著者: 増田富士男1 荒井由和1 寺元完1 岡崎武二郎1 陳瑞昌1 田代和也1 町田豊平1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.547 - P.553

文献概要

緒言
 腎結石の手術は,その大きさ,部位などから,腎実質に切開を加える腎切石や腎部分切除などが必要な例がある。この場合,失血を防ぎ,無血で明瞭な視野を得るために腎茎血管の遮断が行なわれるが,阻血時間が長いと,その結果として腎機能障害が生ずる危険がある。一方,結石を完全に除去し,また必要により腎杯の形成を行なうためには十分な時間が必要である。
 阻血時間を延長させる手段としては,従来よりhypothermiaが施行されてきたが,われわれは簡単で,どんな手術室でも行なえるin situのhy-pothermia法で腎結石の手術を行ない,良好な治療成績を得た。本法の手技についてのべるとともに,その手術成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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