文献詳細
症例
文献概要
緒言
腎外腎杯とは,腎盂および腎杯の大部分が腎外に存し,腎実質とは小腎杯の段階で連結する極めて稀な先天性奇形である。1925年,Eisendrath1)が4例をまとめて報告したのが最初で,われわれの調べた範囲では,今日まで世界で21例の臨床報告をみるにすぎない。最近われわれは,腎回転異常および水腎症を伴つた腎外腎杯の1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
腎外腎杯とは,腎盂および腎杯の大部分が腎外に存し,腎実質とは小腎杯の段階で連結する極めて稀な先天性奇形である。1925年,Eisendrath1)が4例をまとめて報告したのが最初で,われわれの調べた範囲では,今日まで世界で21例の臨床報告をみるにすぎない。最近われわれは,腎回転異常および水腎症を伴つた腎外腎杯の1例を経験したので,若干の考察を加えて報告する。
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