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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻9号

1978年09月発行

綜説

嫌気性菌感染症

著者: 鈴木祥一郎1 二宮敬宇1

所属機関: 1岐阜大学医学部微生物学教室

ページ範囲:P.807 - P.817

文献概要

はじめに
 嫌気性菌の発見はPasteurに始まる(Vibrio bu-tyrique,1861)。他方,大部分の好気性菌が19世紀末までに発見されたが,また,嫌気性菌の大部分も並行して発見されている。しかし,当初は毒素を産生する一部のClostridiumにのみ関心がもたれ,無芽胞菌に対するそれが高まるには,更に一世紀近くの時間を必要とした。
 過去10年の間に,嫌気性菌に関するtechnologyは驚異的な発展をとげた1〜3)。そして,嫌気性菌感染症に注意さえすれば,比較的容易に嫌気性菌を分離できるようになつた。以下,嫌気性菌感染症を細菌学の立場から紹介する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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