icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻9号

1978年09月発行

Urological Letter

パイロニー病の治療法/在来の方法では萎ませ得なかつたバッグ・カテーテルの処置法

ページ範囲:P.825 - P.825

文献概要

 最近は,過去何年間かと較べるとはるかに多くパイロニー病に関する文献が出された。パイロニーPlaque中に種々なる薬物を注入するいくつかの方法が推賞されている。針のない高圧注射器や高圧の金属注射器でスクリュー型外筒のついたものなどによる注射も報告されている。ダイアモンドの歯科用ドリルでプラクを切除する方法の報告もある。この方法は,ほとんどの例で成功している。しかし,時間が長くかかるし,あきあきするようなものである。しかし,プラクが極めて硬くて針が通らないような例には適している。筆者は外筒も金属製で,1インチ平方当り100ポンドの圧力をかけうるスクリュータイプの内筒のついた注射器を最も好んで使つている。キシロカイン・ヒアルロニダーゼの局所およびプラク中への注射と副甲状腺ホルモンの併用を2ないし4週間隔で用いている。
 縦に切開し,横に縫合し,サイラステックのSmall—Carionスプリントを入れる方法,プラクの切除,そして全層皮膚の移植などはすべて最近の文献に書かれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら