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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科32巻9号

1978年09月発行

症例

膀胱エンドメトリオーシスのホルモン療法有効例

著者: 松下高暁1 高村孝失1 松野正1 黒田一秀1

所属機関: 1旭川医科大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.879 - P.882

文献概要

緒言
 膀胱エンドメトリオーシスは子宮内膜あるいは子宮内膜由来の組織が,人為的にあるいは先天的に膀胱で発育増殖して,月経周期に伴つて,その部で変化し,種々の症状を呈する疾患で,それ程多いものではない。本邦ではほとんどの膀胱エンドメトリオーシスの治療は膀胱部分切除でエンドメトリオーシス組織を摘出している。今回,われわれは婦人科手術後に発生した膀胱エンドメトリオーシスに対して,黄体ホルモン剤を持続投与し,症状の著しい軽減および増殖した組織の縮少を見,非観血的な治療に成功した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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