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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻10号

1979年10月発行

綜説

腎とホルモン

著者: 小磯謙吉1

所属機関: 1東京大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.941 - P.952

文献概要

はじめに
 腎とホルモンとの関係は古くから研究され注目されてきたが,近年に至り腎臓(病)学および内分泌学の進歩により次第に両者の関連が明らかになつてきた。
 腎臓に関する機能面での研究は当初クレアランス法を中心とした総腎機能の解明より,次第にネフロン各部分の機能解析へと移り,ストップ・フロウ法の導入に始まり,ついで微細部分の機能面での検討としてマイクロ・パンクチャー法が導入され,ネフロン部分の機能が明らかにされている。極く最近ではnephron perfusion techniqueが開発され,新しい知見が集積されつつある1)。生化学面の進歩としてネフロン各部分の細胞レベルでの機能も明らかにされつつある。形態学的には光顕レベルより電顕レベルの検討がなされ,機能面との関連において検討が行なわれている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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