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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻10号

1979年10月発行

文献概要

手術手技 外来小手術のコツ

睾丸水瘤の手術

著者: 丸山邦夫1

所属機関: 1昭和大学医学部泌尿器科学教室(藤が丘病院)

ページ範囲:P.963 - P.965

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 睾丸水瘤とは睾丸固有鞘膜腔内に体液が異常に多量に貯溜した状態をいい,無痛性に陰嚢が腫大し,多くは透光性を認め,陰嚢皮膚は特に変化を認めない。水瘤が大きくなると睾丸は触れないことが多く,穿刺により淡黄色透明な液を得る。固有鞘膜が炎症性に肥厚しているときには透光性がなくなることがある。
 陰嚢内容の解剖的関係は睾丸,副睾丸が腹壁の各筋層および筋膜層の延長である数層の膜によつて包まれている。内側より二葉の睾丸固有鞘膜で固有鞘膜腔を形成し,ついで総鞘膜,挙睾筋,挙睾筋膜,肉様膜,陰嚢皮膚となつている(第1図)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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