文献詳細
シンポジウム 泌尿器科領域における動脈閉塞法
文献概要
はじめに
直接,臓器の支配動脈内にカテーテルを挿入し,塞栓物質を注入して動脈を閉塞しようとする,いわゆる経皮的動脈塞栓術(transcatheter arterialembolization)は,ここ10数年の間に,放射線科領域での血管撮影手技の発達と共に急速に発展してきた治療法である。
このtranscatheter embolizationによる治療の歴史は,1960年脳外科領域でLuessenhopにより脳動静脈奇形の治療に応用された報告が最初で,その後,脊髄血管腫,脳腫瘍また消化管出血に対する止血療法としての報告がみられる。
直接,臓器の支配動脈内にカテーテルを挿入し,塞栓物質を注入して動脈を閉塞しようとする,いわゆる経皮的動脈塞栓術(transcatheter arterialembolization)は,ここ10数年の間に,放射線科領域での血管撮影手技の発達と共に急速に発展してきた治療法である。
このtranscatheter embolizationによる治療の歴史は,1960年脳外科領域でLuessenhopにより脳動静脈奇形の治療に応用された報告が最初で,その後,脊髄血管腫,脳腫瘍また消化管出血に対する止血療法としての報告がみられる。
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