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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻11号

1979年11月発行

シンポジウム 泌尿器科領域における動脈閉塞法

スティールコイルを用いた動脈閉塞術

著者: 村井勝1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1105 - P.1107

文献概要

はじめに
 カテーテルを使用した動脈閉塞法transcatheterembolization (以下TcE)は,最近数年間に多数の報告がみられるようになり,泌尿器科領域においても腎動静脈瘻,腎出血や,悪性高血圧の治療に本法を用いた報告がなされている。また悪性腫瘍に対しても本法が試みられ術前処置としての有用性や,進行腎癌に対する効果も報告されると同時に,本法の適応も拡がり症例数も増加しているようである。一方,栓塞物質の迷入などによる合併症の報告も散見される。
 著者は慶応義塾大学医学部泌尿器科学教室で経験したTcEについて,その手技操作と栓塞物質に関し報告するとともに,特に腎癌に対するTcEの有用性に関し若干の検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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