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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻12号

1979年12月発行

文献概要

手術手技 外来小手術のコツ

尿道脱の手術

著者: 上村計夫1

所属機関: 1久留米大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1167 - P.1168

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緒言
 尿道脱は尿道粘膜が外尿道口より飜転脱出する疾患で比較的稀である。尿道脱には,その粘膜が尿道全周にわたつて基底部より脱出する輪状脱出(Ring formiger prolapsus)と,主として尿道後壁の一部粘膜の脱出する部分的脱出(Partieller pro-lapsus)とがある。輪状脱と部分脱との比はSau-ferlinによると137例中,輪状尿道脱98例,部分尿道脱38例,落合は46例中,45:1といずれも輪状尿道脱が大部分である。輪状尿道脱は少女および老婦人に多くみられる。発生年齢は女児および高齢者に多く,落合は小児例は80%,住吉らは70%であつたと報告している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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