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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻12号

1979年12月発行

手術手技 外来小手術のコツ

尿道脱の手術

著者: 岡田敬司1

所属機関: 1東海大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1169 - P.1170

文献概要

はじめに
 尿道脱は女子に起こるものであり,比較的まれなものである。好発年齢は18歳以下と閉経期後に最も多くみられ,外国文献1)では18歳以下が47〜60%,日本の文献では宮里2)が72%とのべている。
 尿道脱は尿道粘膜と粘膜下組織が外尿道口から反転し,脱出したもので,粘膜が全周にわたつて脱出した完全(輪状)尿道脱と不完全(部分)尿道脱にわけられている。完全(輪状)尿道脱は一目瞭然であるが,不完全尿道脱はほとんどが尿道後壁の脱出であるため,尿道小阜と誤られることが多いが両者は別のものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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