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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻12号

1979年12月発行

講座

泌尿器科領域の細胞診(6)—前立腺・睾丸の剥離細胞像とその臨床病理学的背景

著者: 山田喬1

所属機関: 1獨協医科大学病理学教室

ページ範囲:P.1171 - P.1178

文献概要

はじめに
 前立腺,睾丸の細胞診のためには大部分の例において穿刺吸引によりその細胞が採取されている。かつては会陰部のマッサージにより精液を採取してその細胞診が行なわれていたが,癌細胞の採取率は必ずしも高くなく,またそれよりも精液内に粘液成分が多いため細胞を判定しづらいので最近はあまり行なわれていない1)。前立腺癌のために細胞吸引採取器具の改良は種々行なわれているが,その原法はFranzenら2)により創始されたものである。
 本編ではこの穿刺吸引された細胞についての形態を記載する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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