icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻12号

1979年12月発行

症例

術前に動脈塞栓術を施行した後腹膜腫瘍の2例

著者: 内田豊昭1 横山英二1 鮫島正継1 小林剛2 石橋晃1 桜井健司1 小柴健1

所属機関: 1北里大学医学部泌尿器科学教室 2北里大学医学部放射線科学教室

ページ範囲:P.1215 - P.1218

文献概要

 原発性後腹膜腫瘍は1761年Morgagniによつて記載された脂肪腫が最初の報告であり比較的稀な疾患である。原発性後腹膜腫瘍における腫瘍摘除率は必ずしも多くなく,試験開腹術に終わる場合が比較的多い疾患である。Smithら1)は手術不能例と思われた後腹膜原発のHemangiopericytomaに対して術前にgelformによる支配動脈塞栓術を施行し,摘除可能となつた症例を報告している。今回われわれは,原発性後腹膜腫瘍の2例に対して術前に動脈塞栓術+抗癌剤動注療法を施行し,腫瘍摘出術に際し有効性を認めたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら