icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻2号

1979年02月発行

原著

泌尿器科領域におけるComputed Tomographyについて

著者: 津川龍三1 沢木勝1 鈴木孝治1 山川義憲1 松浦一1

所属機関: 1金沢医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.161 - P.165

文献概要

はじめに
 泌尿器系のコンピュータ断層撮影,ComputedTomography(以下CTスキャンと略す)に関する知見は全身用装置の発達とその導入によつて放射線科医および泌尿器科医によつて報告されるようになつた。手術療法を主な手段とする泌尿器科医にとつては,病変の本質はもちろん,周囲への影響をも把握して治療に当る関係上,CT像がどのような新しい意義をもつのかはぜひとも検討し,それを有意に活用すべきものと考える。われわれは1977年6月より1978年9月までに40例の泌尿器科的腎疾患につきOhionuclear社のDeltascan装置(いわゆる第2世代に属し,one sliceに2分30秒を要する)を使用し,その成績の一部は既に報告した1)。今回,われわれの経験例のうち,上記の目的に照らして興味ある例をあげ,本法についての考え方を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら