icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻3号

1979年03月発行

講座

臨床医のためのコンピュータ入門(3)—臨床データの処理(データの解析)

著者: 開原成允1

所属機関: 1東京大学医学部付属病院情報処理部

ページ範囲:P.235 - P.240

文献概要

 前回,データの収集,蓄積について解説したが,今回は計算機中に蓄積されたデータの解析方法について考えてみよう。
 蓄積されたデータを解析する目的としては,第一に集められたデータについての性質を定量的に記述することがあろう。たとえば,症状Aは何%発現,症状Bは何%発現,男女比は何対何であつたというような場合である。このように,集められたデータの定量的性質を記述することは,すべての解析の第一歩として著しく重要なことである。こうした比較的単純な表の作成によつて,多くの仮説が浮かびあがつてくるものであるから,頻度分布(ヒストグラム),クロス集計表などは,手間を惜しまず作る必要がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら