文献詳細
原著
文献概要
緒言
膀胱腫瘍に対してマイトマイシンC(以下MMCと略記)の膀胱腔内注入療法が効果があることは,すでに認められている。また,その際,かなりの量のMMCが血清内に移行すること,それにより白血球減少などの副作用の起こり得ることも知られている。
またMMCを他の薬剤と一緒に膀胱内注入することにより,効果をより強くしようとする試みも広く行なわれている。われわれはCytosine Ara-binosideおよびpolymixin B(以下PBと略記)をMMCと併用した際のMMCの血清内移行が,単独投与の時と同じか,あるいは増減があるかを検討し,それにより,この併用療法が意味があるか否かを考察した。
膀胱腫瘍に対してマイトマイシンC(以下MMCと略記)の膀胱腔内注入療法が効果があることは,すでに認められている。また,その際,かなりの量のMMCが血清内に移行すること,それにより白血球減少などの副作用の起こり得ることも知られている。
またMMCを他の薬剤と一緒に膀胱内注入することにより,効果をより強くしようとする試みも広く行なわれている。われわれはCytosine Ara-binosideおよびpolymixin B(以下PBと略記)をMMCと併用した際のMMCの血清内移行が,単独投与の時と同じか,あるいは増減があるかを検討し,それにより,この併用療法が意味があるか否かを考察した。
掲載誌情報