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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻3号

1979年03月発行

原著

経尿道的前立腺切除術の輸液,マンニトール添加ラクテートリンゲル液の使用経験

著者: 藤岡知昭1 岡本重禮1 永田幹男1 鈴木敏幸1

所属機関: 1聖路加国際病院泌尿器科

ページ範囲:P.271 - P.275

文献概要

緒言
 経尿道的前立腺切除(TUR-P)は侵襲の少ない手術とされているが,その施行にあたり手術手技は必ずしも容易ではなく,加うるに高齢者が対象となつているために,経験の浅い者が術者となつた場合には術中思わぬ合併症を併発することがある。特に手術時間の延長は術中の血圧変動の誘因となると同時に,血中電解質や術後尿量に変化を及ぼすものである。今回筆者らはこれらの点を加味し術中術後の管理をより容易にせしめる輸液として,2.5%マンニトール添加ラクテートリンゲル液(M-L液)を試作使用し良好な成績を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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