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原著
各種腎断層画像診断法の比較検討—PHO/CON,CT,ECHOについて
著者: 三木誠1 町田豊平1 大石幸彦1 上田正山1 木戸晃1 柳沢宗利1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室
ページ範囲:P.363 - P.369
文献購入ページに移動Computcd Tomography(以下CTと略)の開発と普及は,従来の形態診断法としての核医学検査法や超音波診断法に加え新しい診断情報をもたらすようになり,診断法も多彩になつてきた。一方核医学の分野でも,PHO/CON TM Multi Plane Imager System(以下PHO/CONと略)の開発1)により,従来の二次元のシンチグラムとちがい,深さの情報を加えた断層シンチグラムの撮像が可能になつている。すでにわれわれは,尿路疾患を対象とした本邦最初のPHO/CONの使用経験を報告2)したが,今回それにCT,超音波断層法(以下ECHOと略)を加えた3種類の断層画像診断法を,腎実質病変の診断に適用し,それらの臨床的価値を比較検討したので報告する。
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