文献詳細
原著
泌尿器科領域における中国式耳介穴探索法
著者: 石井泰憲1 宮村隆三1 田中亮2 樋口照男2
所属機関: 1埼玉中央病院泌尿器科 2東芝中央病院泌尿器科
ページ範囲:P.459 - P.462
文献概要
耳介穴はフランスのP.Nogier1)により1953年に発見された。その後,この臨床応用は中国にて普及し発展している2,3)。耳介部に存在する耳介穴は,疾患の診断,治療ならびに針麻酔に利用されている。その耳介穴は中国科学院動物研究所の報告3)によると皮膚の電気抵抗が低下した部分であると述べられているので,われわれは泌尿器科疾患を有する患者について耳介部の皮膚電気抵抗を測定した。そして皮膚の電気抵抗が最も減弱した部分つまり反応良導点の探索を行ない,その反応良導点と臨床診断との関連性について検討したので報告する。
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