文献詳細
症例
文献概要
緒言
尿道腟中隔部に生ずる労尿道嚢腫に関する内外の報告は非常に少ない。すなわち労尿道嚢腫を有する患者の多くは無症候性のためにその存在に気づかなかつたり,診断および治療をうけても報告されずにいたり,更には婦人科的に腟嚢腫として診断および治療をうけているなど,さまざまな理由によるものと考えられるが,実際には発生頻度はさほど少なくないと推定される。
最近われわれは女子労尿道嚢腫の1例を経験したので,文献的考察を加えてここに報告する。
尿道腟中隔部に生ずる労尿道嚢腫に関する内外の報告は非常に少ない。すなわち労尿道嚢腫を有する患者の多くは無症候性のためにその存在に気づかなかつたり,診断および治療をうけても報告されずにいたり,更には婦人科的に腟嚢腫として診断および治療をうけているなど,さまざまな理由によるものと考えられるが,実際には発生頻度はさほど少なくないと推定される。
最近われわれは女子労尿道嚢腫の1例を経験したので,文献的考察を加えてここに報告する。
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