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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻7号

1979年07月発行

シンポジウム

Urodynamics

著者: 土田正義1 山本敏行2 会津清英2 渡辺皓2 山口脩1 久保隆3 長根裕3 佐々木秀平3 沼里進3 高橋崎三3 赤坂俊幸3 逢坂宇一3 浅井真3 平野遙4 小柳知彦5 佐藤義基6 宮崎一興7

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室 2東北大学医学部解剖学教室 3岩手医科大学泌尿器科学教室 4九州大学医学部泌尿器科学教室 5北海道大学医学部泌尿器科学教室 6兵庫医科大学泌尿器科学教室 7神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科

ページ範囲:P.657 - P.678

文献概要

はじめに
 尿細管から分泌され,腎盂に貯留した尿は,尿管蠕動によつて膀胱へ運ばれる。尿が膀胱に充満すると膀胱が収縮し,同時に内尿道口が開いて排尿現象が起こる。urodynamicsは正常および病態時における尿輸送に関するこのような生理的機構を研究する分野であるが,最近その重要性が認識されている。第66回日本泌尿器科学会会長高井修道教授はこの点に着目され,私にシンポジウムurodynamicsの司会を担当するよう指示された。
 そこで本シンポジウムでは,わが国におけるurodynamics研究の現況を紹介する訳であるが,内容が多岐にわたつているので,腎盂・尿管から膀胱までの尿輸送に関与する上部尿路機能と,膀胱以下の主として排尿に関係する下部尿路機能に分けて,各演者より述べていただくことにする。なおurodynamicsの重要な裏付けとなる解剖学的問題については特に山本敏行教授の出演をお願いした。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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