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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻7号

1979年07月発行

Urological Letter

経直腸針生検/少女の再発性下部尿路炎症

ページ範囲:P.671 - P.671

文献概要

 Lauderdale LakesのDr.N.Silvermanから報告された経直腸針生検に関するリポートは筆者にとつて,興味があつた。本法による前立腺生検はDr. RogerBarnesによつて初めて報告されて以来,筆者は実行してきた。筆者は,本法が病巣に到達するのに最も実際的であるという点には,まさに同意見である。手技も容易である。過去15年間に約100例に行なつてきた。生検後の副作用としては一時的な軽度な発熱が唯一のものである。
 予防的に抗生物質を使うことは敗血症の予防の鍵である。術前の準備としては腸管の手術のためにするのと同様に腸管に対する準備をしておく.すべて本法は入院させたうえで行なうし,膀胱鏡検査と併せて一緒に行なう。経口的にネオマイシン1グラムを前の晩ねる前に,Dulcolaxあるいはneoloid剤と一緒に与える。生検実施日の朝には浣腸して液がきれいになるまで,これを行なう。そして生検をやる30分前に直腸内にphisohexを1オンス注入する。生検後は,筆者はゲンタミシンをDr.Silvermanの指示通りに今まで用いてきた。Clinda-mycinを嫌気性菌の感染予防に使用することは,確かに良い考えである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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