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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻7号

1979年07月発行

文献概要

症例

慢性透析に導入した腎癌の2例

著者: 今川章夫1 湯浅誠1 滝川浩1 淡河洋一1 横田武彦2 山本修三2

所属機関: 1高松赤十字病院泌尿器科 2国立善通寺病院泌尿器科

ページ範囲:P.705 - P.708

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緒言
 慢性血液透析が導入された初期には,医療費の問題,透析台数が少ないことなどから,症例の選択にあたつてはさまざまな制約があつた。適応となる症例は比較的若年者で,代謝性疾患や慢性感染症がないことがあげられ,基礎に悪性腫瘍があるものなどは論外であつた。
 最近では糖尿病性腎症,ループス腎炎などの代謝性疾患や高齢者にも適応が拡げられ良い成績があげられている。また長期透析例がふえるにつれ,長期透析患者に悪性腫瘍が発生したり,また悪性腫瘍が基礎にあつても,透析により長期に延命しうる症例は透析の適応と考えられつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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