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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻9号

1979年09月発行

文献概要

手術手技 外来小手術のコツ

精索静脈瘤の根治手術—内精静脈高位結紮術について

著者: 丸田浩1

所属機関: 1札幌医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.851 - P.853

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はじめに
 精索静脈瘤(varicocele)は,Internal spermaticveinの逆流防止機構が働かないために,静脈血がうつ滞し,plexus pampiniformisが異常拡張したものである(第1図)。Internal spermatic vein走行の解剖学的特徴から,97%は左側に認められている。
 本症による自覚症状は,漠然とした不定の愁訴が多い。また患者が未婚者である場合,結婚を契機として,静脈瘤が消失することもあり,従来外科的な治療対象として,あまり考慮されていなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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