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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科33巻9号

1979年09月発行

手術手技 外来小手術のコツ

精索静脈瘤の根治手術

著者: 高田格郎1

所属機関: 1国立療養所神奈川病院泌尿器科

ページ範囲:P.855 - P.857

文献概要

 精系静脈瘤の病態を理解する上にも,手術にあたつても,解剖,特に睾丸,副睾丸の動脈および静脈系の解剖を理解することが大切で,まずこれについて触れたい。睾丸,副睾丸は第1図のごとく,次の3つの動脈系で栄養され,内鼠径輪の末梢で多数の吻合を営んでいる1)。①内精動脈(腹部大動脈の分枝),②精管動脈(下膀胱動脈の分枝),③外精動脈(下腹壁動脈の分枝),ただし,外精動脈は男性の2/3にのみ存在すると言われている2)
 静脈系は,第2図のごとく2つのSystemに分れる。①Primary System (内精静脈,精管静脈および外精静脈),②Secondary System (浅および深下腹壁静脈,浅内回旋静脈,内および外陰部静脈)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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