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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻1号

1980年01月発行

文献概要

手術手技 外来小手術のコツ

外尿道口切開術

著者: 川畠尚志1

所属機関: 1鹿児島大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.21 - P.22

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 外尿道口切開術施行の適応としては,1)内視鏡挿入,2)バルーンカテーテル留置,3)金属ブジー挿入に際し外尿道口が狭小のため,あるいはより大きめの器具を挿入したい時のように具体的な目的がある場合は当然として,4)先天的に外尿道口が狭い場合(尿道下裂など),5)感染のため外尿道口が狭くなつている場合などがあげられる。
 外尿道口狭窄の状況として,1)〜3)の場合は別として,よくみられるのは4)の尿道下裂の場合であり,外尿道口は陰茎腹側のいろいろな位置にpin-holeで開口している1)。5)のように小児でオムツかぶれなどから外尿道口炎,亀頭炎をおこし,膜様線維で外尿道口が狭くなつている場合は,尿線が細小で尿は上方へ向つて勢いよく遠くまでとび,尿線の方向が定まらずトイレをよごしたり,また排尿痛,頻尿あるいは排尿後出血をおこすこともある1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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