文献詳細
Urological Letter
文献概要
67歳の男性が約1週間の軽い血尿と排尿痛で来院した。排泄性尿路撮影で右腎の著明な水腎症と上3分の1の同側尿管の拡張のあることがわかつた。尿管は尿管腫瘍が疑われる影像欠損のある部分以下は描出されていない。尿管造影が不十分なので下大静脈後尿管であると診断するわけにはいかなかつた。
患者を入院させ,逆行性に尿路を撮影した。これで約5cmの充盈欠損が明らかになり,尿管腫瘍の疑いが一層つよまつた。ラジオロジストも筆者自身もこれが下大静脈後尿管とは思つてもみなかつた。
患者を入院させ,逆行性に尿路を撮影した。これで約5cmの充盈欠損が明らかになり,尿管腫瘍の疑いが一層つよまつた。ラジオロジストも筆者自身もこれが下大静脈後尿管とは思つてもみなかつた。
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