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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻10号

1980年10月発行

症例

陰茎前位陰嚢—症例報告と発生学的考察

著者: 妹尾康平1

所属機関: 1宮崎医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.1001 - P.1004

文献概要

はじめに
 陰茎前位陰嚢prepenile scrotumはtransposi-tion of the penis and scrotum, transposition of theexternal genitalia, scrotopenile(penoscrotal)trans-position, scrotopenile inversionなどとも呼ばれ,陰嚢との位置関係において陰茎が肛門側に変位して存在する稀な男子外陰部奇形である。1980年3月現在著者が入手し得た内外文献ないし文献情報から,これまでに報告された本奇形は金重らのものが最も新しく1),全体で外国例26例,本邦例9例になると思われる。今回著者もその1例を経験したので簡単に報告するとともに,合併奇形の発現頻度について集計した。その結果を本奇形の発生機序に関する諸説に照らして私見を述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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