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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻11号

1980年11月発行

文献概要

手術手技

下大静脈の手術

著者: 井上彦八郎1

所属機関: 1小松病院泌尿器科

ページ範囲:P.1045 - P.1051

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 下大静脈に手術的操作を加えることは,泌尿器科では術中に起こることがまれにある。ところが最近になつて積極的に下大静脈に種々の手術的操作を加える機会が多くなつてきている。たとえば下大静脈後尿管に対する下大静脈の離断後再縫合,あるいは下大静脈内に介在する腫瘍血栓の摘出などがそれである。
 この手技そのものは血管外科的にみれば,それ程複雑なものではない。ただこの手術に際して下大静脈の特性から二,三の問題点がある。すなわち重要臓器からの血行遮断,側副血行の応用,術中出血に対する処置,心臓外科的手技との併用などである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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