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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻11号

1980年11月発行

文献概要

講座

腫瘍と免疫(11)—非特異的免疫療法の現状(細菌類およびその製剤)

著者: 漆崎一朗1

所属機関: 1札幌医科大学第四内科

ページ範囲:P.1053 - P.1058

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はじめに
 最近もつとも注目され,臨床的にも応用されているのは非特異的免疫療法である。種々の免疫adjuvantを用いて癌患者の免疫機能を非特異的に亢進させ,かつ腫瘍抗原に対する免疫応答を増殖しようとするものである1〜3)。免疫adjuvantとして第1表に示す種々の細菌や菌体成分,核酸,合成nucleotide,植物多糖体,ビタミンA,E,CoQなどの脂溶性ビタミン,levamisole,diketocoriolinB,secalonic acidなどの合成品,抗生物質などがある。これら多種多様の試みのうちで,実際に人癌に対する免疫療法として用いられている現状を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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