文献詳細
交見室
文献概要
本誌第34巻8号に掲載された三方氏らの「セラチアによる尿路感染症の臨床的検討」という論文を拝読し,二,三感じたことを述べてみたいと思います。
従来弱毒菌とされていたセラチアによる感染症の近年の急激な増加は,セラチアが多くの抗菌剤に耐性を示すことと相俟つて,臨床的にあるいは細菌学的にも多くの問題を投げかけてきていると思います。こうしたセラチアによる感染症に関してこれまで多くの報告がみられておりますが,特に,新設病院に近い状態で再開院したという特殊な環境に着眼され,セラチア感染症について臨床的検討を加えられた三方先生らに敬服致しております。
従来弱毒菌とされていたセラチアによる感染症の近年の急激な増加は,セラチアが多くの抗菌剤に耐性を示すことと相俟つて,臨床的にあるいは細菌学的にも多くの問題を投げかけてきていると思います。こうしたセラチアによる感染症に関してこれまで多くの報告がみられておりますが,特に,新設病院に近い状態で再開院したという特殊な環境に着眼され,セラチア感染症について臨床的検討を加えられた三方先生らに敬服致しております。
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