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雑誌目次

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻12号

1980年12月発行

雑誌目次

綜説

日和見感染症

著者: 池本秀雄

ページ範囲:P.1129 - P.1139

 感染症はしだいに変貌を遂げているが,このような事態は以前の菌交代症の概念のみでは説明できなくなり,やがてopportunistic infectionという言葉が生れるに至つた。菌交代症は化学療法に伴う,新たな耐性菌による感染症であるが,この言葉ができた時代には免疫抑制剤などはほとんど使用されなかつた。それに抗菌スペクトルムも今日のような広域のものは少なかつた。その後,副腎ステロイド剤,抗癌剤,免疫抑制剤などが多く使用されるようになつて広義の免疫不全患者が漸増し,しかも広域抗生剤の大量連用の機会が増し,弁膜置換,臓器移植など高度な手術も行なわれるようになり,これらがあいまつて従来の細菌学や内科学の教科書には記載に乏しかつた,またはまつたく記載がなかつたいわゆる弱毒菌ないし平素無害菌による感染症を生むに至つた。
 与えられた課題は日和見感染症であり,これはopportunistic infectionを指すものと思うが,微生物学用語集1)では日和見感染という訳語が採用されている。「症」を加えたことは,結核と結核症の場合にやや似ている。米国でも菌交代症は以前superinfectionと呼ばれたが,最近では狭義にはむしろ菌交代現象を指し,それがclinical diseaseに発展したものが菌交代症clinical superinfectionであるとする傾向にある。

文献抄録

睾丸腫瘍化学療法について

ページ範囲:P.1139 - P.1139

 睾丸腫瘍に対する抗癌剤の応用は1960年頃から試みられ,転移巣の完全緩解と2年以上再発をおこさないことを目標に多数の薬剤が臨床的に用いられた。単剤として治療に用いられた薬剤の主なものを文献的にみると,Phenilalanine, Cyclophospha-mide, Adriamycin, Actinomycin D,Mitramycin, Bleomycin, Vinblastinをはじめ最近ではCDDPなどがある。単剤として転移巣に効果の高いものは,Phenilalanine, Cyclophos-phamide, Vinblastin, CDDPなどと言われる。
 しかし,近年では上記の抗癌剤を各種併用してその相乗効果と共に薬剤の副作用軽減を考えて,いろいろな組み合せで応用され,その成績が報告されている。1970年にはSamu-elsらがVinblastin(VBL)とBleo-mycin(BL)を用いて転移巣のCR36%と報告,その後これにActino-mycin Dを加えていわゆるVAB療法がMemorial Sloan KelteringCancer Centerから発表され注目されるようになつた。最近にいたつてCDDPの有効性が注目されると同時にCDDP, VBL, BLの三者併用投与で反応率(response rate)はほぼ100%,CRは60〜80%の好成績が報告されるようになつた。

手術手技

手術用縫合材料について

著者: 小林寛伊

ページ範囲:P.1143 - P.1147

はじめに
 近年の手術手技の発展に伴い,手術用縫合材料も多様化の傾向が著しく,その適応の選択にとまどうことが少なくない。しかし一方,縫合材料は経験的に評価されて用いられている面が多く,縫合材料の特性についての突つ込んだ研究は決して多くはない。
 泌尿器科手術に関してはまつたくの素人ではあるが,外科全般における縫合材料の種類と,その現状における問題点について言及し,縫合材料選択の一助となれば幸いである。

講座

腫瘍と免疫(12)—非特異的免疫療法の将来

著者: 漆崎一朗

ページ範囲:P.1149 - P.1154

はじめに
 本年7月Parisで国際免疫会議が開催され,ひきつづきBrightonで国際免疫薬理学会が開かれたことでもあるので,免疫療法の将来展望を加えて本講座の最終回としてみたい。まずわが国で主として開発され,現在広く用いられてきている植物性多糖体の免疫賦活作用について海外でも多くの興味がもたれていることは確かである。副作用のすくないものは臨床的に注目されるが,免疫賦活作用を介してどの程度の抗腫瘍性作用を発揮しうるかは必ずしも明確ではない。次の大きな興味の中心はinterferonを中心とする,リンパ球の活性物質であり,lymphokine,monokineなどのある種のものが抗腫瘍性免疫賦活物質として重視されてきていることである。量産体制が整うに伴い臨床応用が拡大されるものといえるが,今後の問題として残されている。

原著

炭素繊維を用いた尿道筋電図用電極と圧センサー

著者: 白岩康夫 ,   高岩正至 ,   伊達智徳 ,   石渡久善 ,   小林正人 ,   塚原進 ,   片平清昭

ページ範囲:P.1159 - P.1163

緒言
 炭素繊維carbon-fiber(CF)とは化学繊維を炭化して得られる直径7μ,比重1.3,比抵抗1〜3×10−3Ωcmの電気的には半導体に属する線状物質である。この繊維はリード状,フェルト状,ネット状に加工され,あるいは樹脂で板状に硬化させて‘医用以外の目的に使用されてきた。CFはすぐれた機械的特性を有するが,金属線と接続する場合,安定度や雑音発生の上で問題があり導電性に着目した応用があまりなされていなかつた。最近この領域の研究が進歩して,CFと金属との接触時の通電による電流—電圧特性が検討され,上記の問題点に解決がみられ,CFの機械的性質や導電性に着目した生体情報計測のための新しい電極やメカニカルトランスジューサが開発された1〜5)
 著者らはCFを用い,尿道特に後部尿道壁の活動電位を誘導するための電極と,後部尿道壁圧測定用の圧センサーを作製し検討を加えたところ,種々の生体情報を従来の電極や圧センサーと同等もしくはそれ以上の特性で計測でぎることを知つた。

Toluidine blue染色による尿細胞診—mass screening 16,792名の結果

著者: 根本良介 ,   西沢理 ,   三浦邦夫 ,   加藤哲郎 ,   柴田香保登 ,   加納正史

ページ範囲:P.1165 - P.1169

緒言
 近年,一般大衆を対象とした特定疾患のmassscreeningは,呼吸器や消化器および婦人科系疾患の分野で多大な成果をあげてきている。とくに,悪性腫瘍の早期発見と早期治療には絶対に欠かせないもので,その治療成績の向上に大きく貢献している。それにひきかえ,泌尿器系悪性腫瘍の分野では未だに"患者を待つ"姿勢が大半を占めており,いわゆるfield workとしてのmass screen-ingに関して他領域に一歩遅れをとつていることは否定できない。最近,渡辺らもこの点に注目し,超音波断層撮影装置による前立腺癌のscreeningシステムについて報告しているが1),泌尿器系悪性腫瘍のなかで最も頻度の高いといわれる膀胱癌にもこうした試みの必要性が痛感される。
 一般にmass screeningを目的とした検査法には,多人数を同時に処理でき,操作が簡単で,しかも被験者に苦痛を与えないという条件が要求される。泌尿器科の数ある検査の中でこの条件を満足するものに尿細胞診があげられ,尿路悪性腫瘍のscreening法として早くから注目されていた。しかし,尿路悪性腫瘍の発生頻度が胃や子宮のそれに比べてはるかに少ないことや,尿中の細胞が喀痰や女性性器分泌液から得られる細胞に比べて修飾を受けやすく,細胞の鑑別にかなりの熟練を必要とすることから,細胞診をmass screeningに応用するに際しては若干の抵抗があつた。

症例

食道癌との重複癌(腎,膀胱)の2例

著者: 菅野理 ,   斎藤雅昭 ,   川村俊三

ページ範囲:P.1173 - P.1176

緒言
 近年重複悪性腫瘍の報告は増加し,尿路性器系悪性腫瘍を含む重複例は600例以上にのぼるが,尿路系癌と食道癌との重複例の報告はいまだ少ない。われわれは腎癌ならびに膀胱癌と食道癌との重複癌の2例を経験したので,ここに報告するとともに若干の考察を加えた。

原発性副甲状腺機能亢進症の1例

著者: 星合治 ,   永田幹男 ,   藤岡知昭 ,   岡本重禮

ページ範囲:P.1177 - P.1180

 原発性副甲状腺機能亢進症は,比較的まれな疾患とされており,本邦では園田ら1)が自験例53例をまとめて発表して以来多数例の報告は少ない。聖路加国際病院においては,岡本ら2)が症例報告をしているが,今回の症例と併せて3例である。この理由としては原発性副甲状腺機能亢進症の診断ならびに局在性診断が困難な点をあげることができる。今回われわれはCTスキャン,選択的甲状腺動脈撮影,選択的甲状腺静脈採血などにより術前部位診断の得られた症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

小児先天性膀胱憩室による腹膜内膀胱自然破裂の1例

著者: 木戸晃 ,   大石幸彦 ,   柳沢宗利 ,   高坂哲 ,   近藤直弥 ,   三穂乙美 ,   田代直

ページ範囲:P.1181 - P.1184

緒言
 幼小児における下部尿路通過障害を伴つた腹膜内膀胱破裂は比較的高頻度にみられるとされている1)。しかし,下部尿路通過障害を伴わない先天性膀胱憩室の破裂は極くまれであり,報告例も少ない。著者らは先天性膀胱憩室による腹膜内への膀胱破裂を来した10歳男児の症例を経験したので報告する。

前立腺癌に伴つた原発性精嚢腺癌の1例

著者: 小松原秀一 ,   渡辺学

ページ範囲:P.1187 - P.1190

緒言
 精嚢腺癌の報告は稀である。最近前立腺癌の診断で行なわれた前立腺全摘除術の摘除標本の病理学的検索により,前立腺癌に伴つて発見された精嚢腺癌の1例を経験したので報告する。

副睾丸に認められた線維性偽腫瘍(fibrouspseudotumor)の1例

著者: 早川正道 ,   馬場志郎 ,   中村宏 ,   河合俊明

ページ範囲:P.1191 - P.1194

 Pseudotumorが肺,縦隔,胸膜,あるいは眼窩に発生することは一般に知られている。一方,副睾丸および睾丸附属器に腫瘍あるいは腫瘤を形成する疾患の中で,adenomatoid tumorについでfibrous pseudotumorが多いとされている1)。しかし臨床上,副睾丸のfibrous pseudotumorに遭遇することは,はなはだ稀であり,術前の鑑別診断は困難である。われわれは最近,副睾丸に発生したfibrous pseudotumorの1例を経験したので報告する。

陰茎前位陰嚢の1例

著者: 赤阪雄一郎 ,   増田富士男 ,   仲田浄治郎 ,   町田豊平

ページ範囲:P.1195 - P.1198

 陰嚢が陰茎の前方に位置する陰茎前位陰嚢は非常にまれな奇形で,現在までに本邦では9例が報告されているに過ぎない。今回われわれは鎖肛を伴つた3歳男児の陰茎前位陰嚢の1例を経験したので報告する。

Urological Letter・287

Ⅰ.珍しい前立腺癌の1例,他

ページ範囲:P.1194 - P.1194

 ハワイでの西部地方学会での興味ある経験をお知らせしたい。
 次の症例のために,5つの大学の泌尿器科の主任教授たちに非公式に相談にのつて貰つた。

Case Study

尿細胞診で診断された非乳頭状腎盂移行上皮癌

著者: 阿部良悦 ,   根本良介 ,   加藤哲郎

ページ範囲:P.1201 - P.1205

 62歳,男子。
 家族歴と既往歴に特記することはない。1979年6月20日,排尿終末時尿道痛と尿混濁を主訴として某医を受診し,急性膀胱炎の診断で薬物治療を受けた。しかし,症状が改善しないため同年9月21日当科に紹介され,精密検査のため入院した。肉眼的血尿,発熱,腹痛などの症状は認められなかつた。

交見室

抗癌剤膀注併用温水圧療法について,他

著者: 岡田清己

ページ範囲:P.1206 - P.1207

 臨泌34巻10号掲載の石塚氏らの「抗癌剤膀注併用温水圧療法」(以下本法とする)はわれわれにとつて非常に興味のある論文であつた。膀胱腫瘍の保存的治療法のうちで,抗癌剤注入療法,水圧療法,温水療法などの手技,成績,副作用,予後に関してはすでに発表され,それぞれの長所,短所も明らかとなつてきている。そのことから,本法はこれら三療法の長所を兼ね備えていることが期待される。すでにLudgateら(Brit.J.Urol.,1976)は温水療法に水圧療法をやや加えた結果を報告し,腫瘍に対する効果と,膀胱出血の止血効果をあげている。ここで温水療法単独と比較しつつ,本法に対する私見をのべたい。
 1)手技:実際に知る必要のあるのは腫瘍温度である。われわれは手術時に直視下で腫瘍温度測定を試み,流入温度46℃,流出温度45℃のとき,腫瘍温度は44℃近くであることを確認し,流出温度45℃を標準の温水療法時の温度と設定している。しかし,これは平均値であつて,流入速度,腫瘍の部位,大きさ,腫瘍内血流分布などで温度差があると考える。本法では膀胱内温度を42℃と定めているが,その基本となつた考え方,測定方法などもう少し明らかにしてほしい。

基本情報

臨床泌尿器科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1332

印刷版ISSN 0385-2393

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