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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻2号

1980年02月発行

綜説

射精のメカニズム

著者: 木村行雄1

所属機関: 1秋田大学医学部泌尿器科学教室

ページ範囲:P.103 - P.116

文献概要

はじめに
 射精障害が脊髄損傷1〜9),胸腰部交感神経幹神経節切除術10〜12),骨盤腔内手術13〜15),Cotteの手術16,17)後などの支配神経系の損傷,糖尿病による末梢神経障害18),降圧剤19)を始めとする各種薬物の投与20〜22),局所の器質的異常23)あるいはTURP24),膀胱頸部切除術25)後などに発生することがしばしば報告されている。しかし,これまで射精発現のmechanismが不明であつたため,その治療法は等閉視されて来た。われわれはこれまで射精とその支配神経機構に着目し,その研究成績26〜51)を発表して来たが,本稿では支配神経を中心に射精の発現のmechanismについて述べたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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