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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻2号

1980年02月発行

手術手技 外来小手術のコツ

内尿道切開術

著者: 平岡保紀1

所属機関: 1亀田総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.127 - P.128

文献概要

緒言
 尿道狭窄の治療法は尿道ブジー,内尿道切開術,尿道形成術である。なかでも内尿道切開術(OtisまたはMaisonneuve刀)は合併症が少なく,良好な成績で,再び注目されてきた1,2)。あらたに数年前より経尿道的に直視下で尿道切開する器具が出現した。経尿道的直視下尿道切開術は報告数は少ないが,いずれも良好な成績をおさめている3〜6)。直視下尿道切開術は内尿道切開術の最大の欠点である盲目的操作を解消し,狭窄部を直視下で,広さ,深さを正確に切開,または瘢痕組織を切除できる新しい外科的治療法である。この切開術は尿道の完全断裂とか再発をくりかえすもの以外では有効な方法である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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