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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻2号

1980年02月発行

症例

尿管に発生したinverted papillomaの1例

著者: 近藤直弥1 町田豊平1 吉良正士1 稲葉善雄1 小路良1 寺元完1 池本庸1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.163 - P.166

文献概要

緒言
 尿路のinverted papillomaは,組織学的に特徴があり,また発生機序についても種々の論議のある興味ある疾患である。欧米ではPottsら(1963)1)の報告以来,数多くの報告がなされており,本邦では稲田ら(1971)2)がその第1例を報告している。しかし,これまでにみる症例はすべて尿路の腎盂,膀胱および後部尿道に発生したinvertedpapillomaで,尿管に発生したinverted papillomaの報告はいまだないようである。今回われわれは尿管に発生したinverted papillomaを経験したので若干の考察を加えて報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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