icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻2号

1980年02月発行

症例

後腹膜遺残ガーゼの膀胱内迷入による膀胱異物の1例

著者: 新村研二12

所属機関: 1静岡赤十字病院泌尿器科 2現在:鹿児島市立病院泌尿器科

ページ範囲:P.167 - P.170

文献概要

緒言
 膀胱異物は臨床上稀なものでなく,数多く報告され,統計的観察もなされている。本邦においては1917年小沢1)が最初に18例を蒐集報告して以来,山本・大森(1934)2)177例,後藤・新谷(1953)3)312例,山崎・玉置(1958)4)456例,北山ら(1962)5)691例,北村ら(1968)6)807例,最近では濟ら(1977)7)1,183例の統計的観察をみる。
 膀胱異物の侵入経路として自慰,悪戯,導尿など経尿道性のものと,既往手術,外傷,燕下物迷入,膣内挿入物の貫入など非尿道性のものとに大別できる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら