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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻3号

1980年03月発行

Urological Letter

尿浸潤/前立腺癌への125Iラドンシード使用とその合併症

ページ範囲:P.225 - P.225

文献概要

 尿浸潤は命にかかわることもあり,場合によつては,ひどく衰弱することもある。最近2例に積極的に手術的処置を行なつて成功した。
 第1例は18歳の白人男子で,Gradeは低いが拡がつている膀胱癌にTURを行なつた例である。右尿管口および前方の膀胱頸部を切除していたとき膀胱壁が極めて薄くなり,脂肪組織が見えた。ほとんどそれと一致して,患者は左下腹部に激痛を訴えた。ただちに恥骨上部を切開し,ドレンを入れ,切除を完了した。尿浸潤が起こつていたのであるが,術後の経過は順調になつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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