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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科34巻3号

1980年03月発行

症例

睾丸垂捻転症の3例

著者: 千野武裕1 青柳直大1 宍戸悟1 工藤潔1 小池六郎1 千野一郎1

所属機関: 1杏林大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.283 - P.286

文献概要

緒言
 睾丸附属小体は睾丸垂,副睾丸垂,睾丸傍体,迷管の総称である。その捻転症の報告例は意外と少なく,本邦文献上では睾丸垂22例,副睾丸垂17例,睾丸傍体1例で合計40例を数えるのみである。本症と同じく陰嚢部に疼痛を来す疾患として睾丸回転症,急性副睾丸炎,睾丸梗塞,尿管結石の放散痛などがあるが,睾丸附属小体捻転症とそれらとの鑑別は時として困難なことがある。
 今回われわれは,睾丸垂捻転症の3例を経験したので報告すると共に,本邦報告例につき若干の文献的考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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